スイセンの花
2015年03月23日
先日 あるアパートの改修工事がありました。
軒先の土の部分をコンクリートにして歩きやすく、省管理にするという内容でした。
現在の土を削り取り、砕石の下地を作り、表面をコンクリートで強固に覆います。
通常は時間との戦いで脇目もふらず言われたことを少しでも早く終わらせるために必死にがんばるのですが、現場に行った青年は入居者さまがもしかして植えたかもしれない細い緑の芽吹きを見つけ、声をかけました。
やはり植えた植物だったようで自分で掘るからよいといわれたようです。
翌日その青年は置き場に余っていたプランターと土を持って現場に行きました。
縁側には掘り上げた球根が転がっていたようです。(植える場所がなくなってしまったのですから)
そして持参したプランターに球根を植え土を入れバルコニーに置いてきたそうです。
私はその話を現場に一緒に行っていた社員から聞いたのですが
直接のお客様である管理会社、オーナー様ではなく入居者様にその配慮をしてくれたことをとてもうれしく、感謝しました。
今頃はそのスイセンの花が小さく咲いていることと思います。