私共がよく植物材料を購入している卸業者さんがいます。

その方は私よりも20歳近く年上でいろいろな意味で大先輩です。

材料を購入しているから私たちがお客様なのではなく、

売っていただいて初めて私たちの仕事もできるわけですから

丁寧に細やかに相対する必要があると思っておりました。いえ今も思っております（行き届かない点が多く申し訳ないのですが…）

社長さんは、そんな私たちの振る舞いを時間をかけて見ていらしたようで

あるとき、造園会社を探しているお客様がいるけど会ってみないかい　と

声をかけていただき、紹介していただきました。

その会社は、社長さんが懇意にしておられた取引先で、私共の業態と少し違う方向性で取り組まなければ

ならなかったのですが、ご紹介していただけたことが嬉しく、すぐお受けいたしました。

（採算は不透明ですし、どのように仕事を進めれば良いかわからず雲をつかむような状態でしたが）

新しいジャンルの仕事ができる期待と同時に、ちゃんとしなければ　という思いが

強く浮かびました。

現在もその仕事は継続しており今度の春で、ありがたく10年を迎えます。